今年も天神様の季節が近づいて参りました。

天神信仰について

福井県や富山県では、長男が誕生するとそれ以後の正月、床の間に天神像（木彫や掛軸）を飾ります。福井の一部地域では1月25日にカレイを供える風習があります。この掛軸などは、母方の実家から送られます。これは幕末の頃に教育に熱心であった福井藩藩主松平春嶽が領民に天神画を飾るよう推奨し、それを富山の薬売りが広めたという説があり。また、富山藩や加賀藩（石川県）など前田氏の他の支配地域や隣接地域でも同様の風習があります。金沢市には正月に天神と複数の従者の木像を飾る風習が昭和30年代まで見られした。前田家は菅原氏の出を称しており、その領内には天神社・天満宮が他地域に比べて大変多いです。前田家の家紋が天神の神紋と同じ梅鉢紋であるのも、先祖が菅原氏であるためとされます。ちなみに前田家の家紋は「剣梅鉢」（加賀梅鉢）と呼ばれています。

菅原道真を主祭神としている神社では、道真の誕生日が6月25日、命日が2月25日で、ともに25日であったことから、毎月25日を例祭としていることが多い。江戸時代でも毎月25日は天神様の縁日であり、とくに旧暦1月25日を「始め天神」、12月25日を「終い天神」とよんで参詣したが、これは新暦に移行した現在でもそう呼ばれています。

天神様は学問の神様として知られている菅原道真公。芸能の才能も優秀で、多くの人から尊敬される人物です。

高岡店　４階売場にて展示中です。

お早めにお運びください。